梅雨の時期になると、愛犬の散歩が憂うつになる飼い主さんは多いのではないでしょうか。雨の日に散歩から帰ると、全身びしょ濡れの愛犬を拭いて乾かす作業だけで20〜30分かかることも珍しくありません。
犬用レインコートを1枚持っておくだけで、この手間は大幅に軽減されます。たですし、素材やタイプによって防水性・着脱のしやすさ・愛犬の快適さが大きく異なるため、選び方を間違えると「買ったのに結局使わなかった」という結果になりがちです。
この記事でわかることは次のとおりです。
- ポンチョ型・フルカバー型・エプロン型の3タイプ別メリット・デメリット
- 小型犬・中型犬・大型犬ごとのおすすめ10商品と実売価格
- 失敗しないサイズの測り方(首周り・胴回り・着丈の3箇所)
- 雨の日の散歩を快適にする準備と帰宅後のケア
犬用レインコート3タイプの特徴と選び方
犬用レインコートは大きく3つのタイプに分かれます。愛犬の性格や散歩スタイルに合わせて選ぶのがポイントです。
ポンチョ型(マント型)— 着脱のしやすさNo.1
背中からかぶせてお腹の下でとめるだけのシンプル構造です。足を通す必要がないため、服を嫌がる犬にも着せやすいのが最大のメリットです。コンパクトに折りたためるので、散歩バッグに常備しておけば急な雨にも対応できます。
デメリットは四肢がカバーされないこと。小雨や短時間の散歩向きで、本格的な大雨には向いていません。価格帯は1,500〜3,000円が中心です。
フルカバー型(オーバーオール型)— 防水性能No.1
前足・後足まですっぽり覆うタイプで、雨だけでなく泥はねや水たまりからも愛犬を守れます。縫い目にも防水加工が施された高機能モデルが多く、大雨の日や長時間の散歩でも安心です。
着脱にやや手間がかかるため、服に慣れていない犬は最初に練習が必要です。価格帯は3,000〜8,000円と高めですが、モンベルやHurttaなどのアウトドアブランドは耐久性も高く、長期的に見ればコスパは悪くありません。
エプロン型 — お腹周りの汚れ防止に
胸からお腹にかけてをカバーするタイプです。背中は覆わないため防水効果は限定的ですが、泥水が跳ねやすいお腹周りだけを重点ガードするのに適しています。フルカバー型と違って蒸れにくいのもメリットです。価格帯は1,000〜2,500円程度です。
| タイプ | 防水性 | 着脱 | 通気性 | 価格帯 | 向いている犬 |
|---|---|---|---|---|---|
| ポンチョ型 | △ | ◎ | ○ | 1,500〜3,000円 | 服が苦手な犬・小雨用 |
| フルカバー型 | ◎ | △ | △ | 3,000〜8,000円 | 大雨対応・泥はね防止 |
| エプロン型 | ○ | ◎ | ◎ | 1,000〜2,500円 | お腹汚れ重点ガード |
犬用レインコートおすすめ10選|タイプ別に厳選
ここからは、実際に人気の高い10商品をタイプ別に紹介します。価格は2026年4月時点の参考価格です。
1. アイリスオーヤマ レインポンチョ
参考価格:約1,580円(Sサイズ)。コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルです。フード付きで頭もカバーでき、背中のマジックテープで簡単に着脱できます。透明フードで視界を遮らない設計も好評です。サイズ展開はSS〜3Lで、チワワからゴールデンレトリバーまで幅広く対応しています。
2. COTEN レインポンチョ
参考価格:約2,280円。撥水加工されたポリエステル素材で、軽量ながらしっかり雨を弾きます。背面にリフレクター(反射材)が付いているため、薄暗い雨の日の視認性も安心です。カラーバリエーションが豊富で、愛犬のおしゃれも楽しめます。
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1,980円 (税込)
3. ドギーマン レインパーカー
参考価格:約1,980円。パーカーデザインでカジュアルな見た目が特徴です。フードの裏地にメッシュ素材を使用しており、蒸れにくさにも配慮されています。胸元のスナップボタンで着脱しやすく、散歩中にずれにくい設計です。
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798円 (税込)
4. モンベル ドッグレインコート
参考価格:約5,940〜7,260円(サイズにより異なる)。アウトドアブランドならではの高い防水性と耐久性を兼ね備えたフルカバータイプです。側面のジッパーで着脱でき、胴回りはマジックテープで調整可能です。下腹部から尻尾にかけては開放されており、男の子のトイレにも配慮されています。反射マーク付き・収納袋付きで、柴犬やラブラドールなど中〜大型犬に人気です。
5. Hurtta レインブロッカー
参考価格:約6,600〜8,800円。フィンランド発のペット用品ブランドで、独自素材「Houndtex」を採用しています。防水性と透湿性を両立しており、雨を防ぎながら蒸れを軽減する構造です。2〜3シーズン使い続けられるタフさを考えると、長期的なコスパは良好です。
6. マンダリンブラザーズ レインスーツ
参考価格:約4,950円。日本製の防水・撥水生地「ZAMZA」を使用した国産ブランドのフルカバー型です。スヌード(頭カバー)付きで、頭から胴・足先まで一着でカバーできます。デザイン性が高く、SNS映えを意識した飼い主さんにも人気があります。
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6,300円 (税込)
7. VERY レインガードコート
参考価格:約4,400〜5,500円。マジックテープでの着脱が簡単で、背中側から装着するため犬への負担が少ないのが特徴です。裏地にメッシュ素材を採用し、夏場の蒸れを軽減します。反射テープ付きで夜間散歩にも対応しています。
8. ペティオ レインエプロン
参考価格:約1,320円。お腹周りの泥はね防止に特化したエプロン型です。装着はワンタッチバックルでわずか10秒で完了します。フルカバー型に抵抗がある犬でも受け入れやすく、帰宅後のお腹拭きの手間を大幅に削減できます。
9. アルファアイコン レインドッグガード
参考価格:約3,300円。エプロン型の中では上位モデルで、前足の付け根まで覆うロング設計が特徴です。日本の犬種の体型データをもとにパターンを設計しているため、柴犬やフレンチブルドッグなど胴が太めの犬種にもフィットしやすいと評判です。
10. PUPPIA レインコートハーネス
参考価格:約3,850円。レインコートとハーネスが一体化したユニークなタイプです。リードの取り付け部分が背中側に付いているため、散歩用ハーネスを別途用意する必要がありません。雨の日の準備が1ステップ減るので、億劫さが軽減されます。
| 商品名 | タイプ | 参考価格 | 防水性 | 対応犬種目安 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| アイリスオーヤマ レインポンチョ | ポンチョ | 1,580円 | ○ | 超小〜大型犬 | 低価格・初心者向け |
| COTEN レインポンチョ | ポンチョ | 2,280円 | ○ | 小〜中型犬 | 反射材付き・カラー豊富 |
| Hurtta レインブロッカー | フルカバー | 6,600〜8,800円 | ◎ | 中〜大型犬 | 透湿防水素材・北欧品質 |
| マンダリンブラザーズ レインスーツ | フルカバー | 4,950円 | ◎ | 小〜中型犬 | 日本製素材・スヌード付き |
| VERY レインガードコート | フルカバー | 4,400〜5,500円 | ◎ | 小〜中型犬 | 背中装着・メッシュ裏地 |
| ペティオ レインエプロン | エプロン | 1,320円 | △ | 小〜中型犬 | ワンタッチ装着・最安 |
| アルファアイコン レインドッグガード | エプロン | 3,300円 | ○ | 小〜大型犬 | 柴犬体型にフィット |
| PUPPIA レインコートハーネス | ハーネス一体 | 3,850円 | ○ | 小型犬 | リード取付一体型 |
失敗しないサイズの測り方|3箇所を正確に採寸


犬用レインコートでもっとも多い失敗が「サイズが合わなかった」というケースです。商品によってサイズ表記の基準が異なるため、愛犬の実寸を測ってから選ぶことが重要です。
測定ポイント1:首周り
首輪の位置よりやや下、首の付け根あたりの周囲をメジャーで測ります。小型犬(トイプードル等)で約25〜30cm、中型犬(柴犬等)で約35〜45cm、大型犬(ラブラドール等)で約45〜55cmが一般的です。
測定ポイント2:胴回り
前足の付け根あたりの胴の一番太い部分を測ります。レインコート選びで最も重要な数値で、ここがきついと動きにくく、ゆるいとずれ落ちてきます。実寸に+2〜3cmのゆとりを持たせたサイズを選ぶのがコツです。
測定ポイント3:着丈(背丈)
首の付け根から尻尾の付け根までの背中側の長さです。着丈が短すぎると背中の後半がカバーされず、長すぎるとトイレの邪魔になります。
ジャストサイズが見つからないときのコツ
2つのサイズで迷った場合は大きいほうを選ぶのが鉄則です。マジックテープやベルトで調整できるモデルなら多少大きくても問題ありませんが、小さいと動きが制限されてストレスになります。胴が太めのフレンチブルドッグやコーギーは、着丈ではなく胴回り優先で選びましょう。
雨の日の散歩を快適にする準備と帰宅後のケア

レインコートを用意したら、雨の日の散歩をさらに快適にするための工夫も押さえておきましょう。
出発前の3つの準備
- レインコートの試着練習:初めての場合は、室内で2〜3回練習してから散歩に出ると愛犬が慣れやすくなります
- 散歩ルートの短縮:雨の日は通常の6〜7割の距離で十分です。水たまりが多い場所を避けるルートを事前に確認しておくと効率的です
- タオルを玄関に準備:帰宅後にすぐ拭けるよう、マイクロファイバータオルを玄関に用意しておきましょう
帰宅後の5ステップケア
- 玄関でレインコートを脱がせる(室内に泥を持ち込まないため)
- 足裏を中心にタオルで水分を拭き取る
- 指の間の汚れを丁寧に拭く(放置すると雑菌が繁殖しやすい箇所です)
- 耳の中に水が入っていないか確認する(垂れ耳の犬種は特に注意が必要です)
- 必要に応じてドライヤーで乾かす(低温設定で、皮膚から20cm以上離して使用します)
レインコートのお手入れ方法
使用後は水で泥を洗い流し、陰干しで乾燥させます。洗濯機の使用は撥水加工が落ちる原因になるため、手洗いが基本です。撥水効果が落ちてきたと感じたら、市販の衣類用撥水スプレーを吹きかけると効果が復活します。
よくある質問

Q. 犬がレインコートを嫌がるときはどうすればよいですか?
まずは室内で短時間(5〜10分)着せることから始めてみてください。着せた直後におやつを与えると「レインコート=良いこと」と関連付けやすくなります。ポンチョ型から始めて慣れてきたらフルカバー型に移行する、という段階的なアプローチも効果的です。
Q. 小型犬にフルカバー型は必要ですか?
小型犬は地面との距離が近いため、実は泥はねの影響を受けやすい体型です。雨の日にしっかり散歩させたい場合は、フルカバー型のほうが帰宅後の手間が少なくなります。たですし、小雨程度ならポンチョ型で十分な場合も多いです。
Q. モンベルとHurtta、どちらがおすすめですか?
モンベルはコストパフォーマンス重視の方に向いています(約5,940〜7,260円)。Hurttaは透湿防水性能を重視する方向きで(約6,600〜8,800円)、蒸れにくさではHurttaが一歩リードしています。普段の散歩メインならモンベル、アウトドアで長時間使う場合はHurttaという選び方が実用的です。
Q. レインコートのサイズはどのくらいの頻度で見直すべきですか?
成犬であれば年1回、換毛期の前後に確認すれば十分です。冬毛が生え揃う時期は胴回りが太くなるため、ワンサイズ上げる必要があるケースもあります。子犬の場合は成長が早いため、2〜3ヶ月ごとにサイズを見直してください。
Q. 雨の日に散歩しないのはダメですか?
短時間でも外に出たほうが犬のストレス発散になります。たですし、雷雨や台風などの荒天時は無理に散歩に出る必要はありません。室内でボール遊びや知育トイを使って運動させるだけでも十分です。小雨程度なら10〜15分の短い散歩で排泄とリフレッシュを兼ねるのがおすすめです。
Q. レインブーツ(犬用靴)は必要ですか?
一般的な散歩では不要です。たですし、足裏にケガがある場合や、除草剤が撒かれた場所を歩く可能性がある場合は、足裏保護の観点からレインブーツの使用を検討してもよいでしょう。
Q. 予算を抑えたい場合、最初に買うべき1着は?
迷ったらアイリスオーヤマのレインポンチョ(約1,580円)から始めるのがおすすめです。サイズ展開が広く、着脱が簡単で、コストも低いため「試してみたら意外と使わなかった」という場合でもダメージが小さく済みます。
梅雨を愛犬と一緒に楽しく乗り切ろう
犬用レインコートは、雨の日の散歩ストレスを飼い主と愛犬の双方で軽減してくれるアイテムです。今回紹介した10商品の中から選ぶなら、次の3ステップで進めてみてください。
- 愛犬の首周り・胴回り・着丈を測る(メジャー1本あれば1分で完了します)
- 散歩スタイルに合ったタイプを選ぶ(小雨はポンチョ型、大雨はフルカバー型)
- 室内で2〜3回試着練習をしてから雨の日の散歩デビュー
梅雨入りは例年6月上旬です。それまでにレインコートを用意して愛犬に慣らしておけば、約1ヶ月半の梅雨シーズンを快適に乗り切れます。散歩後の「全身拭き大会」から解放される快適さを、ぜひ体感してみてください。

